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[マイナス金利？そんな事よりポンドを売ろう。今週の為替見通し！(2/1～2/5)]

朝からエコノミストや著名投資家のコラム、ロイターやブルームバーグなどで情報収集、ツイッターでの情報収集、一部2ちゃんのスレッドを見たりで知恵熱になりそうなのです。

あきらめて記事を書き始める事にしました。

＜リスクオン相場に回帰したのか？＞

日銀のマイナス金利導入でリスクポジションがある程度決済され、その後ドル高、株高、円安になりました。

リスクオフが和らいだタイミングで1月シカゴ購買部協会景気指数が予想45.3に対し、結果55.6と非常に良い結果が出てドル高になりました。

月末のフロー(ユーロ売りドル高)なども手伝って、ドル買いが続き、ドルインデックスも上昇してます。

今週の値動きだけ見ると各種チャートはリスクオンに回帰したように思えますし、数日以内にリスクオフ相場になるような材料があるわけでもないです。

でもマーケットが経済指標などを無視してリスクオンに動くような過熱感があるわけでもないと思います。

1月の相場は個々の経済指標があまり考慮されず、中国元切下げ、中国株暴落による世界の株式市場の連れ安、原油安によるリスク資産売り、IMFが世界経済に弱気見通し（原油も更に下がるとか）とかリスクオフてんこ盛りでした。

悪い材料ばかりにマーケットの目がいっていた形ですね。

とりあえず1月の大きなイベントである、ECB、FOMC、日銀金融政策会合も終わり、マーケットが現在の相場を再評価する流れになるのだと思います。

3つのイベントを「感覚的」に書くと下記のような感じです。

ECB：3月にQE拡大、更なるマイナス金利になりそうだけど、一方的なユーロ安になるほどでもない。
ユーロドルの上値が限定的になる程度。（上がっても1.1まで）

FOMC：ハト派でもタカ派でもない。でもニュートラルというほどでもなく、株は売られた。
とりあえず今後の米指標で評価するしかない。

日銀：マイナス金利導入でドル円が116円を割り込むような円高は阻止。日経平均も17000円台に戻した。

マイナス金利効果による円安株高の継続性には懐疑的(※)ですが、マイナス金利導入前のドル円の118円台、日経平均の17000円割れの状態まで簡単に戻るとも思えない。
※既にマイナス金利を導入している欧州が苦戦してる為

[マイナス金利について]

今回日銀が導入したマイナス金利を漫画的に表現したツイートがあったんで転載しときます。

ざっくり理解だけどマイナス金利ってこういうことらしい。その1、今までの状況 pic.twitter.com/66MWSuFlCj
— 井上純一（希有馬） (@KEUMAYA) 2016, 1月 29

よーわからんが、マイナス金利ってこういうことらしい。その2 マイナス金利以後の日本 pic.twitter.com/YAkBTKEEZv
— 井上純一（希有馬） (@KEUMAYA) 2016, 1月 29

マイナス金利については色々見解が出てますが、マーケットの評価を待つことにします。

マイナス金利にしても貸し出しは増えない、間違った政策だーのマスコミの論調が目立つが、的外れ。そもそも日銀の本当の狙いは円高阻止と株価の安定。今後銀行は大口の円預金に金利を付けなくなる。その円預金は外貨や株に流れやすくなる。
— 高山廣人 (@h1takayama) 2016, 1月 30

今回のマイナス金利ですが、現在、当座預金の残高は250兆円前後あり、そのうち適用対象となるのは「政策金利残高」の10兆円～30兆円のみです。だからセンセーショナルなアナウンスメント効果に比べれば、実はそれほど過激ではないのです。 https://t.co/vJMpRphKC6
— 田端　信太郎 (@tabbata) 2016, 1月 30

29日米株
日銀追加緩和を好感し、グローバル・リバランスによる買需要の中、引注文は今年最大の40-45億ドル買越しに。
結局、今週は米国中心に月末にかけて大規模リバランスによる買い注文が淡々と入ってきましたね。月初もでるかも。https://t.co/j7RuC7CAPW
— NY stock (@NYstockinfo) 2016, 1月 30

コラム：マイナス金利でも円安は続かない＝亀岡裕次氏 ※ロイター

上記記事は個人的にはかなり本質をついてるのではないかと思いました。
思いましたが、マーケットは目先要因で動くので実際の相場を見てから後だしで動けばいいと思います。

知識として知っておけば、いざという時にトレードしやすくなりますしね。

[原油について]

ＮＹ原油（29日）：週間ベースで２週連続高、減産合意への期待続く ※ブルームバーグ

減産見通しの一方で増え続けるOPEC産油量　※油を売る日々

イラン、「原油輸出が150万バレルに達するまで減産しない」ＷＳＪ #fx
— 楽天FX (@rakuten_fx) 2016, 1月 29

WTI原油の直近の値動き（15分足）

とりあえず1/29の深夜に再開させた原油トラリピは月曜すぐに終了させる事にします。
理由は原油がどう動くか予想出来ないからです。

原油買いしてるヘッジファンドが増加してますし、1/21までのようなイージー相場はひとまず去った考えようと思います。

原油減産の協議の実現は怪しいものですし、たぶん実現しないと思いますが、売りと買いが均衡してる時にリスクをとって売るほどでもないです。
そういうのはヘッジファンドに任せればいいですし、トラリピするほどでもないです。

ストップをいれたうえでの裁量で原油ショートならするかもですが、トラリピはやめておこうと思います。

＜どうする＞

長々と情報収集しましたが、上手くまとめれないのでどうするかだけ書きます。

とりあえずリスクオンになるか、リスクオフになるかは今週の相場を見てみないとわかりません。

しかし、為替相場は通貨の力比べです。
リスクオンになろうと、オフになろうと、通貨の力比べがはっきりしてる通貨ペアは売られます。

それは何かといえばポンドドル、ユーロポンドです。

月末のフローでのユーロ売りによるドル高の影響もありますが、両通貨ペアとも一定以上のポンド安にはならない状態です。

ポンドドルに関しては1.44～1.45がいったんの戻りで想定してましたが、その通りになった形です。

そして今週木曜日(2/4)は英中銀のスーパーサーズデーです。
※政策金利発表、英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事録発表、四半期インフレレポート発表が同時にある

株価や原油相場が多少上向いたとしても、英国を取り巻く環境は依然として下向きなのは明確です。
英中銀総裁のカーニーさんも「今は利上げの時期ではない」と発言したばかりです。

この状況下でポンドの買い戻しに繋がる材料になる可能性はかなり低いはずです。

2月の臨時EUサミットで英国のユーロ離脱の国民投票の時期が決まる可能性は微妙らしいですが、ポンドの売り圧力としては健在してますし、リスクオンになったとしてもポンドドルが上昇し続ける可能性は低いと思います。

ユーロポンドに関しては、今週ECBメンバーが3月のQE案のヒントを出したら別ですが、0.77台を目指す動きになると思います。

ちなみに秘伝チャートで1倍枠買いシグナルが点灯しており、ターゲット価格は0.77651です。
損切りは終わり値で0.75727。

という事でポンドドルショートとユーロポンドロングのトラリピをやろうと思います。

通貨ペア：ポンド/米ドル(GBP/USD)
売買：ショート
取引LOT：5000通貨
値幅：1.41～1.44
トラップ幅：15　※2/4にポンド売りが強まると想定して一時的に15にします。
利益幅：50
ガード：10～20
裁量トラリピ：相場状況に合わせて頻繁にON、OFFをするので記載せず。

通貨ペア：ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
売買：ロング
取引LOT：5000通貨
値幅：0.75～0.77
トラップ幅：10
利益幅：20
ガード：5
裁量トラリピ：相場状況に合わせて頻繁にON、OFFをするので記載せず。

後はリスクオフでもリスクオンでもそこそこ稼げてリスクも低い、USD/CHFロングです。

通貨ペア：ドル/スイスフラン(USD/CHF)
売買：ロング
取引LOT：4000通貨
値幅：0.99～1.03
トラップ幅：10
利益幅：40
ガード：10
裁量トラリピ：相場状況に合わせて頻繁にON、OFFをするので記載せず。

最後にドル円ロングをやります。
苦手意識はありますが、現時点ではファンダメンタルズ的にもテクニカル的にも上です。

まあ、最終的に日銀のマイナス金利の効果が疑問視されて落ちる可能性はあります。
とりあえず終わり値で119円割れになるようなら撤退を考える予定です。

通貨ペア：ドル/円(USD/JPY)
売買：ロング
取引LOT：5000通貨
値幅：119～121.7　※相場を見て上値を切り上げるか検討
トラップ幅：10
利益幅：30
ガード：5～10
裁量トラリピ：相場状況に合わせて頻繁にON、OFFをするので記載せず。

やろうと思いましたがやはりドル円ロングはやめておきます。
裁量のみ打診買いする程度にしておきます。

やるにしてももうしばらく様子を見ます。

後はポンド円ショートのトラリピをやる予定です。

少なくとも2/4のスーパーサーズデーで落ちると思いますが、ドル円の上昇が強いとポンド円の落ち方は大人しくなりそうなので、ポンド円の上昇が強ければEAは停止する予定です。

通貨ペア：ポンド/円(GBP/JPY)
売買：ショート
取引LOT：5000通貨
値幅：170～175
トラップ幅：20
利益幅：50
ガード：11～20
裁量トラリピ：相場状況に合わせて頻繁にON、OFFをするので記載せず。

＜トラリピについて＞

とりあえずポンド円はボラが大きすぎるので初心者にはオススメしません。
10万とか20万を躊躇なく損切り出来る人や、ある程度相場観がある人がやる方がいいと思います。

大きく戻ることも多いので相場を見てEA停止したり出来るとリスクを下げれるかもです。

1通貨ペアだけやるならポンドドルがオススメですね。
リスクとリターンで考えてもかなり良いと思います。

USD/CHFは年間で20万稼げればいいと思ってる人がまったりやるのにいいと思います。
レバレッジは222倍になってしまうのでその点は注意が必要ですけど。

それと私は雲行きが怪しくなったら損切りして仕切りなおしたりもするので、そういう行動まで真似しないほうがいいかもしれません。

ドテンロングしてトラリピの損失を埋めたり、他のトレードでリスクをとって大きく稼いだから、不安定な通貨ペアを損切りしたりすることもあるんで、自分のペースにあわせてトラリピしてください。

メルマガを取ってるXMユーザーの方で同じ設定でやっているケースや、私がトラリピのアドバイスでオススメしてたりしますが、その点はご注意ください。

＜裁量トラリピ機能について＞

「どういう時に使ってますか？」とXMユーザーから質問があったので書いておきます。
最近だと下記のような使い方をしてます。

・チャートをじっくり見れるときに選択してる通貨ペアにトレンドが出ており、勢いがありそうな場合

・押し目、戻り売りとして自分が想定している価格帯の時に裁量トラリピ機能をオンにする。

例えばポンドドルの戻りが1.44～1.45と考えており、現在価格が1.44に近いなら裁量トラリピをオンにするとか。
そんな感じです。

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