2026年9月18日 市況レポート
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【9/18日経平均】3日続伸で6万5000円大台回復!日銀利上げ通過と半導体・AI株主導の相場展開を解説
2026年9月18日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比882円70銭高の6万5018円95銭と大幅に3日続伸し、節目となる6万5000円台を回復して取引を終えました。注目された日銀金融政策決定会合の結果を無難に消化し、前日の米株高の流れを引き継いだ半導体・AI関連株が指数を牽引。本日の市場の深層と今後の展望を6つの視点から紐解きます。
第1章:9月18日の日経平均サマリー(主要データ一覧)
まずは本日の主要市場データを振り返ります。指数は終日プラス圏で推移し、後場には一時6万5436円まで買い進まれる場面がありました。
| 指標名 | 本日実績 | 前日比 / 詳細 |
|---|---|---|
| 日経平均 終値 | 65,018.95円 | +882.70円 (+1.38%) |
| 始値 / 高値 / 安値 | 始: 64,681.55円 / 高: 65,436.57円 / 安: 64,403.85円 | |
| プライム売買高 | 28億6,228万株 | 概算 |
| プライム売買代金 | 10兆3,969億円 | 10兆円超の大商い |
第2章:日銀会合の利上げ通過と「アク抜け」の構図
本日最大の焦点だった日銀の金融政策決定会合において、政策金利を従来の1.0%から1.25%へ引き上げる決定が下されました。
通常、利上げは株式市場にとってバリュエーション調整圧力となりやすいイベントですが、今回は以下の理由から「悪材料出尽くし(アク抜け)」と受け止められました。
- 事前の織り込み完了: 市場では1.25%への利上げがすでに大半織り込まれており、サプライズが生じなかったこと。
- 緩和的な環境の継続: 実質金利は依然としてマイナス圏にあり、急激な追加引き締め姿勢が示されなかったこと。
- 過度な円高懸念の後退: 日米金利差縮小による急激な円高ショックが起きず、為替市場が落ち着いた動きを見せたこと。
第3章:相場を牽引したセクター動向(ハイテク vs ディフェンシブ)
東証33業種中、値上がりしたのはわずか7業種にとどまりました。上昇セクターと下落セクターの二極化が極めて鮮明な一日となっています。
業種別騰落の明暗
- 値上がり上位: 非鉄金属、電気機器、金属製品、ガラス・土石製品など
- 値下がり上位: 電気・ガス業、石油・石炭製品、水産・農林業など
米国市場で原油価格の下落や米長期金利の低下を背景にハイテク株が買われた流れを受け、東京市場でも大型半導体関連やAIインフラ関連、非鉄金属などのグロース・景気敏感株に資金が集中しました。一方で、金利上昇の恩恵を受けにくい公共セクターや内需ディフェンシブ株は売りに押される展開となりました。
第4章:大幅高の裏にある「指数の歪み」と騰落の現実
日経平均が880円を超える大上昇を見せた一方で、市場の個別銘柄を精査すると違った景色が見えてきます。
| 区分 | 銘柄数 | 構成比 |
|---|---|---|
| 値上がり | 509 銘柄 | 約 33% |
| 値下がり | 998 銘柄 | 約 64% |
| 変わらず | 41 銘柄 | 約 3% |
東証プライムの値下がり銘柄数(998銘柄)は値上がり銘柄数(509銘柄)の約2倍に達しています。これは、一部の指数寄与度が高い主力値がさハイテク株が日経平均を単独で押し上げたことを意味しており、投資家の体感としては「手持ちの持ち株があまり上がっていない」と感じるケースも多い一日でした。
第5章:売買代金10兆円超!海外勢の需給フロー
東証プライム市場の売買代金は10兆3969億円に達し、活況の目安とされる水準を大幅に上回りました。
この大商いの背景には、以下の需給要因が重なったと推測されます。
- ヘッジ売りの巻き戻し: 日銀会合前にポジションを縮小・ヘッジしていた海外CTAなどの短期筋が、無難通過を受けて先物買い戻しを一気に加速させたこと。
- グローバルハイテク再評価: 米国の利下げサイクル入りとAI設備投資継続の確信から、アジアの半導体サプライチェーン中核である日本株へのロング(買い)配分が増加したこと。
第6章:来週の注目点と日本株の見通し
6万5000円台に乗せて今週の取引を終えた日本株ですが、来週以降の持続性を判断する上で注視すべきポイントは3点あります。
- 物色の裾野が広がるか: 今回のように値下がり銘柄が多い「一本足打法」が続くと上値が重くなります。TOPIX型や中小型成長株への資金波及が起きるかが焦点です。
- 6万5000円のサポート確認: 心理的節目である6万5000円を節目から「下値支持線」へと転換できるかどうかの攻防が想定されます。
- 為替と米金利の反応: 日銀利上げ後の円金利上昇が国内金融株や不動産株の選別色をどう変えるか、為替動向と併せて確認が必要です。
まとめ:本日のポイントと投資スタンス
【本日の総括ポイント】
- 日経平均は+882.70円の6万5018.95円と大幅続伸し大台回復。
- 日銀の追加利上げ(1.0%→1.25%)は織り込み済みで悪材料視されず。
- 売買代金は10兆円突破も、値下がり998銘柄と指数主導の偏った相場。
- 来週は6万5000円固めと、中小型・出遅れ株への物色循環が期待材料。
指数は大台を回復し強気相場が継続しているように見えますが、内部要因としては過熱感と二極化が同居しています。高値を追う銘柄の深追いは避けつつ、会合通過で不透明感が晴れた好業績・高配当銘柄や出遅れセクターの押し目を冷静に見極める戦略が有効と言えそうです。



