日経225オプション&日経平均の相場分析
先週末の動き
トランプ大統領が対中追加関税指示との報道で、株式は上値を抑えられる。
DOW現物26154.67+8.68、NASDAQ8010.044-3.666で引ける。
WTI69.01+0.42と反発。
金先物1202.0-2.7と反落する。
10年債利回り2.9995%+0.0030、2年債利回り2.7860%0.0300と大幅上昇。
ドル円112.00と小動き。
CME日経225先物12月限円建は23050と上昇して引ける。
Environment
9月SQ値が23000台に乗せてレンジ上限を突破したことで、損失回避の買いで底堅い動きとなっている。
9月20日自民党総裁選挙で安倍首相の圧勝が確実視されていることで、市場に安心感と期待が株価を押し上げているとの記事が多い。
予想一株益;1739円と最高値圏で推移して、今後4-9月決算に対する期待も大きい。
PER13.28倍とアベノミクス平均14.5倍を下回って割安感があるとの証券筋の指摘が多い。
米が対中追加関税の9月17日に発表するとの報道もあり、貿易戦争は予断を許さないが、株価が上昇して楽観している。
9月FOMCでの利上げを市場が織り込んでいるが、粛々と金融引き締めに向かっていく。
日経225ミニ先物12月限が225ミニ先物12月限23050で引けているので、現物は配当分160円上乗せして寄り付いてくる。
23000上限とのポジションを組んでいた投資家の買い戻しとヘッジが一巡してくるのを見極める週となる。
Discussion
2008年9月15日FRBが巨額の損失を抱えていたAIGは救済して、リーマンを切り捨てたことでリーマンショックの号砲が告げられた。
リーマンを見捨てた見返りは大きく、10年経た今も大きな後遺症が残っているとの指摘がある。
それは今までの経済学になかった金融緩和を日米欧中央銀行が実施したことで市場に資金が滞留しているが、景気は伸び悩み、資産価格は大きく上昇し、GDP比で債務が大きく上昇している。
資産価格の中でもFANG一極集中となっているようなバランスを欠いた不安定な歪が生じているとゴールドマンサックスが指摘している。
そしてゴールドマンサックスは、米株式の弱気相場入り;高値から20%以上の下落;に備えるようにレポートを出し始めた。
Amazon、Appleの時価総額1兆ドルが終わりの始まりなのか、始まりの始まりなのか。
良いことは続かないとの世の中の言葉とすると、終わりの始まりが正解か。
Strategy
短期、中期共にテクニカル分析で上昇トレンドであるが、その天井が見えてきているとの指摘が出ている。
この上昇トレンド23500で終了するとの見通しであるが、自民党総裁選挙event効果は継続することでのポジションが重要である。
当面は押し目買いパターンが継続して23000-23500のレンジとなると考えられる。
日経225オプション自動売買の運用実績
金額は利益が出た場合の手数料差し引き前のものとなります。
2018年3月:491,777円
2018年4月:268,637円
2018年5月:142,488円
2018年6月:204,408円
2018年7月:3,516,196円
2018年8月(NEW):1,721,588円
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