相場分析&戦略

日経225オプション&日経平均の相場分析 ※2018年7月8日

日経225オプション&日経平均の相場分析

オプション自動売買の相場分析&戦略記事です。

【新運用で募集再開】日経225オプションの自動売買のご紹介 ※完全終了日経225オプションの自動売買の募集を完全終了 2018年10月SQで再度大きな損失を出した為、この投資案件を終了させました。下記記事...

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先週末の動き

米雇用統計;インフレが無い好景気を示す内容となり、ニューヨークダウ24458.48+99.74、そしてFANG急上昇で、ナスダック7688.387+101.960と大幅反発する。

WTI73.92+0.98、金先物1257.3+5.7と上昇する。

10年債利回り2.8238%-0.0162、2年債利回り2.5401%-0.0204と低下する。

ドル円110.42と小幅円高。

CME日経225先物9月限円建は21860タッチして21795で引ける。

今週はこの前後での寄付きが予想される。

environment

米中貿易戦争;米制裁関税発動日本時間7月6日金曜日13:01に向けて22000割込み、7月5日木曜日に21435まで売られる。

発動日当日は悪材料出尽くしで大幅反発し、CME日経225先物9月限円建は21800となっている。

逆張りオシレーター関係は売られ過ぎを示唆しておりいつ反発してもおかしくない状態となっている。

制裁関税で米景気減速となるかどうかが焦点だが、米政策金利引き上げでも米10年債利回りが2.8%台と上昇が限定的となっていることから、市場は景気減速を織込みつつあると考えられる。

マザーズ市場が7月5日木曜日に1000ポイントを割り込んでから、7月6日金曜日に急反発して短期的な底打ちのような動きをしている。

中小型株の底打ち的動きから日経225に安心感がでてくると考えられる。

今週は、7月SQ週であるが、底抜けのような下落はなく、悪材料出尽くしのような戻りを試す展開が予想される。

Discussion

トランプ政権は減税政策とインフラ投資財政出動政策で株式に資金が流入して、ニューヨークダウ、ナスダックが最高値更新を続けてきたが、今回の対中制裁関税でニューヨークダウが失速してきている。

また、政策金利引き上げをしても10年債利回りはむしろ低下傾向となりつつあり、金融引き締め効果で景気減速を加速させる懸念が出てきたとの観測もある。

景気拡大での米株上昇であったことから、景気減速観測は、株価の大きな節目が近づいていると考えられる。

米10年債利回り低下で、一番の打撃は日本の生保各社のような機関投資家だ。

米利上げでの外債ヘッジ料が年間2%以上に上昇して、ヘッジ付き米債券での利回りが0.5%と大幅に低下し、苦境が鮮明となっている。

日経225は20500まで下落するかもしれないが、年末にかけて25000-26000に上昇するとの予想をしている証券筋が多い。

しかし、年末に向けて25000を取っていく根拠が乏しく、全て社内的な悲しい希望であることが分かる。

日本の個人消費が4か月連続で対前年を下回っている。

また、日銀短観では企業経営者の慎重姿勢が示され始めている。

米金融引き締めの中での世界的な景気減速、貿易戦争、などで株価が上昇トレンドとなっていくのか。

日経225の主要買い手は日銀ETF買いのみが支えている。

株価は将来を織込むというが、予想一株益の減少予想が織り込まれる環境となりつつある。

Strategy

今週末がSQ日であることから、建て玉は問題ないのかをチェックする。

また、利益の積み増しを実行していく。

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