日経225オプション＆日経平均の相場分析
オプション自動売買の相場分析＆戦略記事です。
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先週末の動き
OPEC総会で増産を限定的にしたことでWTI69.28＋3.74と急上昇する。
エネルギー株が買われてニューヨークダウは24580.89＋119.19と上昇する。
ナスダック7692.818－20.134とハイテクが売られる。
金先物1267.4＋0.2で引ける。
10年債利回り2.8970＋0.0021，2年債利回り2.5454％＋0.0044と小幅上昇。ドル円109.96と小動き。
CME日経225先物9月限円建は22500と小幅上昇する。
今週はこの前後での寄付きが予想される。
environment
米トランプ大統領；11月中間選挙に向けて米ファーストでの通商政策の保護主義化で、自動車、海運、機械、非鉄金属株から内需株に資金シフトしている。
米株式についてもFAANG株に資金が集中している。
また、米10年債利回りが利上げにも拘わらず2.9%前後でのもみ合いとなっている。
ドル円は110.00前後と、113.36－104.84の0.618フィボナッチ110.10前後での膠着して日経225；24124.15－20617.86の0.618フィボナッチレンジ；21957－22785となっている。
日経新聞予想；貿易摩擦懸念、上値重く自動車株など一段安も；となっており、22000割り込むようなら買い場との見通しである。
anomalyでは、6月末から7月初旬は株価が上昇するとのことで、7月初旬にETF配当日が集中することから7月初旬まではETF売りはなく株価の堅調要因となる。
株主総会、ETF配当日と株価を支えてフィボナッチレンジ上限を突破する動きとなるのか。
Discussion
一部著名投資家が、米景気ピークを打ちつつあり、株価のピークが1月であったとの予想をしている。
また、今週の日経でのアンケートで、1年後の相場に通しとして、19000円台が半数を占め22000までが75%以上を占めているということは投資家のセンチメントが急速に悪化してきている。
米株価も資金がFAANGに過度に集中してきており、ニューヨークダウとナスダックの株価が乖離し始めている。
TOPIXと日経225の株価の乖離も見られてNT倍率が13倍と、買われているのは値嵩株だけとの批評をしている投資家もいる。
日米ともにこの歪みが7月8月での大きな波乱のエネルギーとなるのか。
貿易摩擦での中国景気の減速懸念で人民元が5か月ぶりの安値となり日経225が連動し始めている。
2015年8月人民元ショックを思い出させる状況であると警戒を強めているとの見解がある。
Strategy
テクニカル分析上、上昇トレンドは、今週末で終了するか、長くても7月第1週でピークを打つと考えられる。
そのピークは23000まで届かず、フィボナッチレンジ上限22800前後ではないかとの見通し。
ということは、7月限までがプット戦略の限界であり、8月限以降は、grave hedge Strategyが躍動するときとなる。
今年の7月、8月は、人民元ショックの第2弾とか、米株式の急落など、何が起きてもおかしくない。
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