今週の見通し

米利上げ後の相場予想と今週の為替見通し(8月10日~8月14日)

気が早いですが米利上げ後の相場を考察してみました。正確には利上げ前ですが参考になればと思います

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口座①
通貨ペア:ユーロ/ドル(EUR/USD)
売買:ショート
取引LOT:1万通貨
値幅:1.09~1.13
トラップ幅:20
利益幅:50
ガード:10
トレールストップ発動値:0
レート上昇/下降に伴うSL切り上げ比率:1

口座②
通貨ペア:ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
売買:ショート
取引LOT:5000通貨
値幅:0.69~0.73
トラップ幅:10
利益幅:20
ガード:10
トレールストップ発動値:0
レート上昇/下降に伴うSL切り上げ比率:1

口座③
通貨ペア:ドル/スイスフラン(USD/CHF)
売買:買い
取引LOT:4000通貨
値幅:0.95~1.0
トラップ幅:15
利益幅:40
ガード:10
トレールストップ発動値:0
レート上昇/下降に伴うSL切り上げ比率:1

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[米国の利上げ後の相場について]

今週の見通しを書く前に米国の利上げ後の「初動の相場」を考えてみようと思います。
「初動の相場」以外は不確定要素が大きすぎるので、現時点で予想するのはあまり意味がないと思います。

利上げ後に出るであろう色々な材料を見てから改めて予想すればいいことです。

過去に米国が利上げしたデータがまったく参考にならないとはいいませんが、当時とは状況も違いますし、
私はトラリピ通貨ペアを「中期目線」で利益が出そうな通貨ペアを選択するので、長期的にみたらどうなるというのは
あまり参考にならないからです。

少し話がずれますが、トルコリラやオセアニア通貨を「長期目線ではスワップもありプラスになる」という「思考停止で無責任な予想」を上げてるFXブローカーもいると思います。

チャートを週足や月足で見て「ほらぁ! ここが最安値だよ!」と言う事は簡単ですが、そこで下げ止まるかどうかは誰にも分かりません。
現在のファンダメンタルズを考慮せずに「そろそろ安値だから」で手を出すのはやめた方がいいでしょう。

含み損を抱える事が前提のトラリピでやるにはリスクが高いので、やる場合は裁量ポジにしておくのが無難です。
ストップロスを入れたうえで打診買いする程度にしておけば比較的安全にやれると思います。

話を利上げ後の初動の相場に戻しますが、実際は初動の相場も現時点では予想できません。
初動の値動きはそれまでの相場がドル高なのか、少しドル高なのか、利上げの警戒感からドル売りなのかでも変わるからです。

しかし、少なくとも利上げ後の相場を予想するよりは容易であるといえるでしょう。
なぜならマーケットはまずは「目先の要因」で動くからです。

ここでいう目先の要因は「米国の利上げ」です。
米国の金利が上がれば今まで金利が高金利通貨に投資していた資金が米ドルに集まる可能性が高まります。

高金利通貨ではない通貨ペア以外も米ドルが利上げすれば金利差で考えれば、米ドルの保有額が増える可能性が高いです。
特に追加緩和などで先進国は利下げしてる状況なので米ドルが買われる流れは当然でしょう。

だからマーケットはドル高になるという「期待」でドル買いをしています。

そして現時点で米国の経済指標が堅調で、FRBメンバーの利上げ時期についての見解も今年中の利上げを肯定している為、9月17日のFOMCで利上げするという観測が高まってる形です。

しかし実際に利上げされたらどういう影響が出るか「完全には」分かりません。
そして目先で動くマーケットも9月のFOMC前には「本当に利上げするのか? 利上げしたら○○になるのでは?」とか色々考えて荒れだす可能性が高いと思います。

そしてドル買いしているヘッジファンドやトレーダーはFOMCまでに出来るだけポジションを利益確定しておこうとします。
それもあってちょっとした要人発言や経済指標で大きく動いたりする可能性もあります。

とはいえ大きな流れはドル高なので、利益確定による一時的なドル売りレベルに過ぎないはずです。
でも9月4日の雇用統計後はマーケットがかなり荒れだすのではないかと思います。

<どうするか>

多くのトレーダーは9月の雇用統計結果を見て9月のFOMCで利上げされるかどうかのジャッジをすると思います。
だからその1週間前の8月28日からはトラリピのリスクを下げる予定です。

この考えはかなり過剰反応なのでそれまでの相場情勢を見て随時修正しますが、現時点ではそういう考えでいます。
トラリピは乱高下すれば稼げるので、短期的に損するかもしれません。

でも我々個人トレーダーはヘッジファンドや機関投資家と違ってノルマがありません。
結果が出てから動いても大丈夫なわけです。
その利点を活かすべきでしょう。

とはいえ過剰反応で儲け損なうのもつまらないので、リスクを下げただけでトラリピ自体はしますけどね。
9月に利上げした事でユーロドルが1.14を越えるレベルでのショートカバーが起きる理由がないからです。

9月に利上げするのであれば利上げ幅はそれほど大きくなく、年内にもう1回利上げする可能性が高いですしね。
これはイエレンさんやFRBメンバーの予想でもそうです。

そんな状況下ではドル売りが進むにしても限界があります。
どこかでドル買いが出ないとおかしいはずです。

勿論利上げによってNYダウが大きく崩れてドル売りを誘う可能性もあります。
だから「短期的」には大きくドル安になるかもしれません。

それもあるのでトラリピ設定のリスクレベルを8月末頃から下げていこうと考えてます。
実際は9月の米雇用統計後でも間に合いそうな相場情勢ならそうしますけどね。

<クロス円の予想> ※ドル円はクロス円ではなく、ドルストレートです。

利上げ後の相場を完全に予想するのは無理ですが、少なくとも円安になる理由がありません。
何か利上げしたら円安になると書いてる人もいますが、いったいどういう根拠があるんでしょうか?

ほとんどの先進国が通貨安政策を進めている昨今、円はそれほど弱い通貨ではないです。
そして利上げ後の相場はどうなるか予想出来ないので、リスク回避として円は買われやすいです。

少なくとも「初動の相場」はそうなると考えた方が自然です。
だから9月に入ったらクロス円ロングのトラリピはやらない方が安全だと思います。

[今週の為替]

米利上げ後の相場で基本の考えは書いてるので、今週の見通しは短めにしときます。(たぶん)
それと今週は日本もお盆休み週ですし、先週の雇用統計後に休みに入るとレーダーは世界的に多いので、本格的な夏枯れ相場といえます。

あまり動かない・・・とは言えないでしょうね^^:
9月に米利上げがあるかもしれないのにいつもと同じ相場になるとは考えない方がいいと思います。

それに夏枯れ相場は相場が動かないのではなく、参加者が少ない分流動性が低くなり、ポンドのように大きなボラが出る可能性がある相場です。
※勿論小さなレンジで終わるケースもあります

経済指標もそこそこありますし油断はしないほうがいいでしょう。

<ユーロドル>

ユーロドル

米雇用統計の雇用者数は予想より悪かったですが、前月の結果が情報修正され、他の雇用指標が予想通り&予想より良い結果なのもありドル高に。

しかし1.085を下抜け出来ずに利益確定のドル売りが進んだ形です。
今週の相場ですが後半まではたぶん持ち合い相場かドル売りになるのではないでしょか?

まあ、あんまり予想する必要はないです。
とりあえず今のファンダメンタルズでは普通に考えて上値は1.1、最悪で1.12で考えておけばいいです。

秘伝チャートでは売り 買い シグナルがまだ有効なので、週後半の小売売上高や金曜のミシガン速報値が良ければドル高が進むと思います。
でも秘伝チャートのターゲット価格の1.078までいくとは思えないです。
下がっても1.085ぐらいではないかと思います。

10日の25時25分からFRBメンバーのロックハート総裁講演がある為、ここでもドル買い材料が出るかもしれません。
先週4日に「経済指標がよほど悪化しない限りは9月利上げの可能性が高い」と発言した為、更に強いトーンでの発言があるか注目です。

しかし、先月から1.08台に何度か落ちてますが下値が固い状態ですし、そこを超えるには更なるドル高材料が必要だと思います。
今後の経済指標に期待するしかないですね。

なのでユーロドルの裁量売りポジションは1.08台に落ちたら決済タイミングを探る形にしようと思います。

それとギリシャの第3次救済プログラムの初回融資が8月14日のユーロ圏財務相会合で合意される見込みとなってます。
7月後半からはギリシャのヘッドラインに反応しなくなってましたが、上記については反応する気がします。


来週にギリシャ支援合意可能、20日までに融資実施も=関係筋
 ※ロイター

と言ってもユーロ売りで反応せず、利益確定のドル売りになるのが落ちな気がします。
ギリシャの離脱がなくなった以上は大きな材料にならないでしょうしね。
ユーロの上値を重くしてるという意見もありますが怪しいものです。

という事で、今週の相場はユーロドルは1.085~1.11を予想します。
しかしユーロドルが1.085を超えていく気がしないので、トラリピの下値は1.09に変更します。
1.09を下回る場合は手動で1ポジぐらいショートしようと思います。

ユーロドルの下値が少しずつきり上がってるので1.08台は処分しといたほうがいいかもしれません。

<ポンドについて>

ユーロポンド ポンドドル

6日のMPC議事録や四半期インフレレポートの内容が事前予想より下回った為、ポンド売りが進んでます。
8/7の終わり値で秘伝チャートでユーロポンド、ポンド円、ポンドドルでポンド売りのシグナルが出てる状態です。
※ポンドドルは8/6時点で1倍枠点灯。8/7に2倍枠点灯

——————————–
ポンド円 1倍枠 終わり値192.436 ターゲット 190.536 損切り 194.803

ポンドドル 1倍枠 終わり値 1.54923 ターゲット 1.53213 損切り 1.56021
      2倍枠           ターゲット 1.50218 損切り 1.56189

ユーロポンド 1倍枠 終わり値0.70751  ターゲット 0.72415 損切り0.69881
——————————–

エントリーするなら損小利大か、利益と損益が1:1以上の時点のほうがいいでしょう。
そう考えるとポンドドルが損小利大でいい感じですね。

ボラがより大きいポンド円をやるよりはリスクは低いと思います。

8/12(水)に英国の失業率の発表がありますが、インフレレポートの予想だと今後は緩やかに失業率が悪化する事になってますし、あまり注目されと思います。

でも同時に発表される平均所得(賃金上昇率)については、6日で下がった英国の利上げ期待を少しは高める材料になります。
予想よりかなり良かったりするとポンド買いになるかもしれません。

まあ、英国の利上げ期待より、米国の利上げの方に目線が移ってるので事前にポンド買いになるほどではないでしょう。
面倒なので月曜の動きを少し見た後はポンドドルを小額売っておこうと思います。
第2ターゲットまで落ちるかはユーロドルの値動き次第なので、第1ターゲットで決済予定。

ユーロポンドについては実は金曜時点で0.7048で小額ロングしてます。
ユーロドルとかなり連動してるのでユーロドルが下げ止まったら、ポンドが弱い状態で下がる可能性が低いからです。

とはいえ、ユーロポンドの場合はターゲットまでいくとは考えてません。
対ユーロで調整が入ったとしても0.71~0.72のどこかで上値を押さえられると思います。
適当なところで決済する予定です。

ユーロポンドのトラリピについては雇用統計前にEAを停止しましたが月曜からは再開する予定です。
たぶん上昇する可能性が高いですが上値は限られるのと、マイナススワップも小さいので動かしておきます。

<ドル円>

ドル円

秘伝チャートの買いシグナルはまだ有効です。
金曜の値動きで一度決済しましたが、124.36で再度小額買い戻しました。

でも今の状態だと125円を明確に抜けれると思えませんね。
日経平均が爆上げになって、海外勢が為替リスクヘッジでドル円ロングでもしない限り無理だと思います。

日経平均 米株

上記は日経平均とNYダウのチャートです。
見ていただければ分かると思いますが、NYダウはかなり売られてますが、日経平均は連動して下がってません。

これは西原先生のメルマガ情報ですが、先生の知り合いのファンドマネージャーが下記要因で日経平均が上昇し、それがドル円を押し上げると予想してるみたいです。

・昨年はお盆明けから公的年金が日経平均、ドル円を買い上げたが、今年は8月5日の時点から公的年金の買いと思われる動きがある為、今年は買いが早まるまるかもしれない。

・米株や欧州株より日本株の方が売り要因が少なく、公的資金の買い支えもありパフォーマンスも大きい。
海外勢が日本株買いにシフトし、為替リスクヘッジでドル円がロングされる可能性がある

・安倍首相の支持率が下がってるので、日経平均を上昇させて支持率を上げる

確かにありえそうな話です。
ドル円ロングのトラリピをする気はおきませんが、ストップロスを入れたうえでドル円ロングのポジションをキープしておくのも悪くないです。

<豪ドル>

豪ドル

雇用統計後のドル売りで豪ドル米ドルは急上昇し、終わり値は0.7417でした。
これもあって秘伝チャートで買いシグナル点灯でターゲット価格は0.74655です。

ロングする気はありませんが、たぶんターゲット価格付近が上値になるのではないかと思います。
中国指標が良ければ多少は豪ドル買いになるかもしれませんが、少なくとも8日の中国貿易収支は予想より悪かったです。(予想53.25 結果43.03 前回46.54)

中国の指標はほとんど信用出来ませんが、輸出や輸入の指標についてはある程度信用出来ます。
何故なら他国の中国に対する輸出や中国からの輸入のデータと比較すれば、中国が改ざんしてる事が簡単にばれてしまうからです。

とりあえず6月、7月と貿易収支は落ちており、中国の株価が下げ止まろうが経済が回復してないのは明白ですね。

ちなみに9日の消費者物価指数は予想1.5%に対して結果1.6%です。
GDPと同じで怪しいですね。

後は12日の12日の小売売上高・鉱工業生産の結果の良しあしも豪ドルに影響しそうです。

オーストラリアの経済指標が堅調でも、中国が不調だと豪ドル高も長続きしないですし、米利上げが迫っている状況では尚更です。
私としては引き続き豪ドルは戻り売り目線で考えていこうと思います。

豪ドル円についても同じですね。

<カナダドル>

usdcad

NY原油先物が1バレル43.77ドルまで落ちてますが、先週後半は米ドルカナダドルではドル売り優勢になってました。
「なんで??」という感じでしたが、USD/CADは11年ぶりの安値水準まで進んだ為、少し長めに調整が入ってるらしいです。

金曜のカナダ雇用統計も予想より良かったとはいえ弱い数値である事に変わりない状態です。
原油先物がここまで落ちてたらカナダドルも弱くなるはずです。

とはいえ、ドル売り調整はまだ終わってないので、USD/CADのロングをするならタイミングをもう少し見計らった方がいいかもしれません。

原油

原油が反発した時にカナダドルも少しは買われるので、そのタイミングでUSD/CADをロングがいいですね。
原油先物はこのまま3月の安値の42.88までは落ちる可能性が高いでしょう。

今のまま原油を買う材料が出ないなら40ドル近辺まで落ちてもおかしくないです。
さすがにそろそろ下げ止まると予想して、少額打診買いしたい水準です。

でも9月限の原油先物は8月19日が満期(強制決済)なので、打診買いしづらいんですよね。
まあ、新たな原油買い材料が出ない限りは手を出さない方が無難でしょう。

<USD/CHF>

usdchf スイスフラン

6日の夜からUSD/CHFロングのトラリピを追加しました。
理由はギリシャ情勢がひとまず片付いてスイスフランが大幅に買われなくなったからです。

スイスフランはマイナス金利ですしこの通貨を平時で買う理由はないです。
・・・というのもありますが、最近のフラン安の勢いはあきらかにスイス中銀の介入ですw

夏枯れ相場でマーケット参加者が少ない中でスイスフランをせっせと売ってるんじゃないでしょうか?
EUR/CHFもずいぶんとユーロ高、フラン安が進んでます。

どこかのタイミングでユーロを売るはずなので、その時に多少はユーロドルが落ちるかもしれませんね。
とりあえずUSD/CHFは1.0を超えるまではこのままいこうと思います。

NY市場 スイス中銀理事 スイスフランは依然として割高 ※Klug くるーく

スイス中銀の理事もスイスフランは高いと言ってますし、今は買う理由なしという事で便乗しようと思います。

スイスフランショックのせいで「スイスフランは怖い」と思ってる人も多いですが、スイスフランを安くしたいという中銀の考えは事実です。
現時点では特に不安になる材料はないと思います。

あ、それとXMのスイスフランのクロス通貨ペアはレバ200倍になっちゃうのでその点は気を付けてください。

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儲けれる額は「個人差」がありますが、10万ぐらいはノーリスクで稼げますね。
ちなみにFXの口座開設キャンペーンを利用したキャッシュバックではありません。
もっと簡単に終わるものです。
ですが、これをブログで公開すると、他のFX関係のブログに管理者の利益が減ってしまう為、大々的に公開するのはやめておきます。
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