ギリシャ情勢 vs 先進国(米/英国/カナダ/日本)の中銀会見

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[昨日のトレード実績]

7/13の実績は532ドル(裁量)と70283円(トラリピ)、7/14の実績は46331円(トラリピ)です。

7/13の裁量はユーロドルがギリシャ協議の合意で上昇した後の下落を運よく取れた利益です。
秘伝チャートでやれたわけでもないですし、衝動的なトレードに近いので微妙な感じです。

とりあえず利益が1000ドル超えたのでいったん出金する事にしました。
7月、8月は裁量取引よりブログのコンテンツ作成やSEO対策、xmユーザーサポート強化、自己啓発に力を入れようと思います。

スマホ持ち込み不可のサラリーマン時代は良かったんですが、日中マーケットの情報が見れる今はポジションを持つとどうしても気にしてしまうからです。
気にしない心理状態になりたいですが、今はそれは後回しにします。

トラリピだけで十分利益が出るようにしてますし、今はそれ以外の事に力を入れようと思います。
※まあ完全に裁量しないといったら嘘ですけどねｗ　

[本日の相場分析]

13日にユーロ圏が第3次ギリシャ救済プログラムを開始する事の合意とつなぎ融資の実施の合意をして2日経ちました。

本日15日中にギリシャ議会で改革案のいくつかを法制化する事が出来なければご破算ですが、議会で承認される可能性が極めて高いようです。
「ほんとに合意するのか？」と思ってたんですが、大多数のギリシャ議員は「ユーロ離脱するまし」という考えで承認される事になりそうです。

＜現在の相場状況＞

ギリシャ問題はまだ解決してませんが、リスクオフ相場からは脱しています。
昨日から本来のECBのQEと米ドル利上げの規定路線が相場を動かしてるようです。

米重要指標の小売売上高が予想よりかなり悪い結果になったにも関わらず、米ドルはたいして売られないぐらいです。
ユーロドルも1.11ぐらいまでいくかと思ったんですが、全然そんな事はなかった感じですね。

さて今週も今日を入れて後3日ですが、先週までと違ってギリシャ情勢や中国情勢以外の材料でもマーケットが反応するので、
正直わかりづらいです。

本来それが当たり前なんですがここ数週間ギリシャ情勢や中国情勢が材料視されすぎてましたしね。
という事で、今週はトラリピに任せて様子を見る事をおすすめします。

今週の値動きを見てから対応を決めても遅くはないです。
今までギリシャ情勢や中国情勢に振り回されてましたし、また振り回されないようにしましょう。

＜相場を動かす材料＞

・7/15 ギリシャ改革案の法制化の議会承認

日本時間だと7/16の早朝頃になる可能性が高いみたいです。
マーケットは既に織り込んでいるのでたいして反応しないと予想。

・ギリシャへのつなぎ融資が難航中。決定的なヘッドラインが出るとユーロ売り、円買いもありうる。

6月30日と7月8日？のIMFへの債務支払いや、7月20日のECBへの国債償還の支払いなどを支払う為のつなぎ融資が必要です。
当面の資金として70億ユーロを融資するようですが、問題はどこからお金を持ってくるかです。

お金を用意する方法としてEFSM(欧州金融安定メカニズム)を利用する事を検討してるらしいんですが、
これはユーロ圏(ユーロ採用国)に留まらずEU全体で資金を負担する事になる為、英国をはじめとした非ユーロ圏が反対しています。

マーケットは「どうせい7月20日までには何とか合意してつなぎ資金を出すだろ」と判断しているからか、今のところ値動きには
あらわれてないように見えます。

とはいえ今後どうなるかわかりませんので、つなぎ融資の進捗は松崎先生の記事でチェックしておくことをおすすめします。
　　
・昨日BOEカーニー総裁が「英国の利上げは近づいた」というような強いトーンで発言した為ポンドの勢いが強くなった。
本日の失業率は予想に良くなかったですが、平均所得(賃金上昇率)は先月よりかなり改善してました。(前回2.7％で今回3.2％)

事前予想の3.3％には届きませんでしたが、3.2％でも十分に高い数値です。

7/16の27時からもカーニー総裁会見がある為、それ終わるまではポンドは底堅く推移すると思います。
勿論この会見で利上げ時期について踏み込んだ発言があれば更なるポンド買いとなりそうです。

・本日23時と明日の27時30分のイエレンFRB議長証言

つい最近もイエレンさんは「今年中の利上げが望ましい」と発言してるので、急な方針転換はないと思います。
今回はギリシャ情勢が進展した状態の為、もう少しだけ踏み込んだ発言が出るかに注目でしょうか。

議長証言中に大きく動くというよりは二日間の議長証言が終わってから、じわじわきそうなきもします。
まあ、トラリピに任せておきましょう。

・中国GDPが予想より良くても株価は上昇せず。

中国株：上海総合、続落－予想上回るＧＤＰでも心理改善せず　※ブルームバーグ

まあ、下記のツイートのように改ざんされたGDP何でしょうね。

2015年2Q中国実質ＧＤＰ成長率前年比+7.0％実質GDP成長率の累積の前年比は2014年は常に7.4%。2015年は常に7%。中国のGDPのデタラメさを告白するようなグラフを、国家統計局がHPに掲載する感覚が理解できない。 pic.twitter.com/wTpByKElQH
— アダム・スミス２世　 (@AdamSmith2sei) 2015, 7月 15

とりあえず中国経済に改善の兆しが見えない限りは、豪ドルの上値も重いままだと思います。
AUD/USDはこの二日小動きで下がってくれませんが、近いうちに下落を再開するのではないかと考えてます。

・カナダドルんついて

本日23時からBOC政策金利で利下げの可能性もあるらしいです。
供給過剰で原油先物は下がってますし、イランも当面原油の規制が入る状態なので、すぐに原油価格が上昇する事もない状態。

カナダが利下げしてもおかしくない状況ですね。
24時15分からはポロズBOC総裁会見があるので、23時に利下げがなくても会見で来月の利下げを示唆するような発言があると、
カナダドルが売られ、USD/CADが1.28をクリアに超えて上昇していくかもしれません。

AUD/USDとUSD/CADのどっちでトラリピするか迷いAUD/USDにしましたが、今週はUSD/CADの方が動くかもしれませんね。

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