ドル安はFRBメンバーの見解次第？　今週の為替見通し｜海外FX・トラリピで年収分稼ごう！

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[今週の為替見通し]

＜米ドルについて＞

ECBでユーロの買戻しでドル安になっていたところを、FOMCで利上げ後退観測が高まりドル安に。

元々資源国通貨高、ドル安も進んでいたのもあり、FOMCで更にそちらも加速。

ドルインデックスも今年最安値をつけ一時94.61まで下落しました。

ユーロドル日足

ドルインデックス

ドル安にはなってますが、米利上げ後退＆原油価格もあわさり米株は堅調に推移しており、不透明感からの株安警戒などはほとんどない状態です。

米国株(18日)：上昇、ダウに続きＳ＆Ｐ500も年初来プラスを回復 (1) 　※ブルームバーグ

ドル高が企業の業績に与える懸念が後退したという事もありそうです。

また、今回のドル安展開ですが、先月のG20でドル高是正について、水面下で合意に達していたという観測が出ているようです。

焦点：ドル高是正で「Ｇ２０協調」の思惑、市場混乱の収束で増幅　※ロイター

［東京　１８日　ロイター］ – ２月に上海で行われた２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議で、各国当局がドル高是正で水面下の合意に達していたのではないかとの観測が市場で浮上している。
欧州中央銀行（ＥＣＢ）が緩和手段を突然見直した一方、米景気がドル高で失速する事態は各国共通の大きなリスクで、市場不安定化など混乱回避を狙った「協調」があってもおかしくないとの見方だ。当局から肯定する情報はないものの、市場混乱が収束しつつあることが、「協調」への思惑を増幅させている。

問題は「ドル高の是正」というのがどの程度になるのかというところです。

3/18は前日比ベースでは急速なドル売りの買戻しが入り、ドルインデックスの終わり値は95.07でした。

以前のようにドルインデックスが100を越えるようなドル高になるのは難しいかもしれませんが、米経済が相対的には堅調(他国より)な状態で、再現なくドル安になると悲観するのも早いかと思います。

まずはドルインデックスが94前半で踏みとどまるかに注目しようと思います。

さし当たって、マーケット全体の取引量がもっとも多い(25％とか)ユーロドルが下がれば、ドルストレート全体でドルの買戻しも進む為、ユーロドルの下落を期待したいです。

ＮＹ外為(18日)：ユーロ下落、ＥＣＢ理事が追加利下げ余地と発言 (1) 　※ブルームバーグ

FOMCで投票権のあるブラード米セントルイス連銀総裁が「経済が進展しているなかで米金融政策はやり過ぎ（extreme）」であると語った。利上げ支持のジョージ米カンザスシティ連銀総裁に加えて、メスター米クリーブランド連銀総裁もタカ派で投票権がある。
— ヤンウェンリーJr (@yanuenri0077) 2016年3月18日

また、金曜は上記発言もあり、ドルの買い戻しが入りました。

今週はFRBメンバーの講演が多数ある為、米指標よりもこちらのほうで相場が動くかもしれません。

元々「タカ派」の総裁がタカ派の発言をしてもマーケットは反応しませんが、ハト派や中立の総裁の発言は材料視されそうです。

—————————–
3/21（月）
17:15～　米リッチモンド連銀ラッカー総裁講演
25:40～　米アトランタ連銀ロックハート総裁講演

3/22（火）　
26:30～　米シカゴ連銀エバンス総裁講演

3/23（水）　
08:00～　米フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演

3/24（木）
21:15～　米セントルイス連銀ブラード総裁講演
——————————–

＜原油について＞

4月限の原油先物は3/21までなので、上記は5月限のチャートとなります。

ドルの買い戻しや13週ぶりの石油リグ稼働数の増加(1基)で、若干利益確定で落ちたようです。

ＮＹ原油（18日）：３カ月ぶり高値から反落、ドル上昇とリグ数増加で ※ブルームバーグ

買い方主導続く原油相場　※油を売る日々

原油が上昇しすぎると米シェール業界も復活してしまうので、たぶん50ドル台に戻るような事はないと思いますが、とりあえず4月中旬に開催される予定のOPECと非OPECの会合までは強気相場になりそうです。

ドル安の状況も影響しますが、原油の買戻し基調は簡単には変わらそうです。

＜豪ドルについて＞

原油が堅調に推移し、資源国通貨高が進んでいますが、金曜日は豪ドルがほとんどの通貨ペアで小幅に売られました。

鉄鉱石価格が急上昇後に急落！　その影響受ける豪ドルの反落を警戒！　※ZAI FX

正直「西原さんはこういってるけど、豪ドル堅調じゃないか。素直に豪ドル買えばいいんでは？」と思う気持も半分ぐらいありますが、鉄鉱石の価格は確かに落ちてるのは確かなので、裁量で豪ドル買いするのはもう少し様子をみようと思います。

とりあえず3/22 14:15にスティーブンRBA総裁の講演がある為、ここで豪ドル高について口先介入があるかですね。

まあ、今の為替市場だと口先介入程度では大きな流れは変わらないと思いますが、スティーブンRBA総裁から豪ドル高牽制が出れば、ずっと買われていた豪ドルの利益確定も入る可能性が高いです。

どうせ私は豪ドル買いの参入に遅れてますし、3/22の講演を待ってからにしようと思います。

＜ドル円について＞

ドル円、NYダウ、日経平均

米長期金利

U.S. 10-Year Bond Yield(毎日)20160320173800

金曜はドルが買い戻されたのでドル円も多少上昇しましたが、以前は相関性があったダウや日経との相関は崩れています。

米長期金利とは相関性はあるようですが、米利上げ時期が後退した以上、ドル円を買う材料がないです。

日銀のレートチェックやヒヤリングの噂が出たり、政府筋が買い支えたら1円ぐらい上がるかもしれませんが、介入がないというのはばれてる為、「上がったら売ればいい」と思ってるトレーダーも多いです。

という事で私も戻り売りを狙おうと思いますが、アルゴの買戻しに巻き込まれて利益確定を逃す可能性もあるので、欲張らずに半分決済するなりしていこうと思います。

オーダー状況はこちらで確認してください。

＜今週のイベント＆経済指標について＞

大きなイベントは終わっており、今週は経済指標もそれほどありませんが、火曜日は欧州の重要経済指標が重なってるのでさすがにこの日は動きそうです。

＜どうする＞

裁量については「自分がリフレッシュした」と思えるまで、控えめにしようと思います。

マーケットが不安定とかそういう理由ではなく、最近メリハリがある生活を出来ていないからです。

といっても、FX以外に打ち込める趣味があまりないんですけどね・・・（笑）

とりあえず前から読んでみたかった米澤穂信のミステリー小説を色々借りてきたので、まったり本でも読みつつ、銭湯でもいこうかと思います。

下呂温泉とか電車で簡単にいけるので、一泊二日で行くのもいいかも？
電車の中で読書したり、旅先で読書したりするとリラックスできる方なんですよね。

＜トラリピについて＞

ドル買いのトラリピの含み損が増大してますが、現時点でドル安が際限なく加速する材料もない為、とりあえず現状維持でいきます。

各通貨ペアについて軽く所感を書いておきます。

・ユーロドル

レートが1.14前後まできたら、トラリピの上値を1.14まで広げる予定。
そのうち1.11までは下がると思うので、たいして心配してません。

秘伝チャートの2倍枠ターゲットが1.14816なので、上昇してもここまでと想定。

・ユーロ円

125.5～127という限定的なレンジなので、そのまま継続。

ユーロドルが上昇してもドル円の上値は限定的なので、下限までついていきすぎなければ安全な通貨ペアだと思います。

・ポンドドル

金曜の時点では1.45で上値を抑えられましたが、ここまできたら1.46台まで上昇するあろうと考えてます。
さすがにここまで上昇したら、1.47ストップで戻り売りしようと思います。

トラリピの上値は1.43を維持します。

・USDCHF

ユーロドルが下がればUSDCHFも上がるので、ひたすら上がるのを待ちます。
秘伝チャートの2倍枠ターゲットが0.95ミドルなので、そこまで落ちる事があれば小額買う予定。

それと英国民投票ネタで欧州通貨の逃避先通貨として、スイスフランが買われる可能性が高いので、USDCHFが0.99台に上がったらトラリピをいったん終了する予定。

・ポンド豪ドル

豪ドルの利益確定売りが続く可能性もあるので、一応警戒しとこうと思います。
まあ、ポンド豪ドルは含み損それほどないのであまり心配してませんけどね。

1.87前半でいったんトラリピを終了させて正解でした。

・豪ドル米ドル

金曜に開始して現在2ポジのみ取得で、含み損2900円ぐらいです。

豪ドルの裁量は様子見ますが、トラリピ的にはLOTも小さいですしトラリピは継続します。

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