今週の見通し

まずはFRBメンバーの雇用統計の評価待ちか? 今週の見通し

週明け月曜日は米国が祝日です。とりあえず日経平均は上がる可能性は高そうかな?

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通貨ペア:豪ドルスイスフラン
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通貨ペア:ドルスイスフラン
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[まずはFRBメンバーの雇用統計の評価待ちか? 今週の見通]

先に書きますが今日の見通し記事は普段より短めになると思います。(と思ったけど、長くなった)

理由は雇用統計結果のマーケット評価が分かれている為、先週までのドル高円安株高米長期金利上昇が続くかは、FRBメンバーの見解待ちだからです。

ちなみに2日の雇用統計後にリッチモンド連銀総裁が見解を出しました。

2016年度は投票権がない人ではありますが、利上げに対してポジティブな見解の為、ドルの買い戻し要因になったようです。

米経済、一層高い金利必要の可能性=リッチモンド連銀総裁 ※ロイター

[リッチモンド(米バージニア州) 2日 ロイター] – 米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は2日、米経済には一層高い金利が必要になり得るとの見解を示した。

ラッカー総裁はさらに、遅いよりは早期の利上げを引き続き支持しているとしたうえで、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げの「好機」だったと語った。

総裁は、現在のフェデラル・ファンド(FF)金利が低過ぎることは種々の経済分析から明らかとした上で、「FF金利は現行水準よりも著しく高い水準であるべきだ」と語った。

金曜の雇用統計後のエコノミストの見解は下記を参照。

米雇用統計:識者はこうみる ※ロイター

ドルインデックス、米長期金利、米株(NYダウ)の状況は下記画像を参照。

ドルインデックス U.S. 10-Year Bond Yield(5時間)20160904140219 NYダウと日経

ドルインデックスと米長期金利の値動きで考えると9月利上げ観測の可能性が雇用統計後もある程度意識されているけど、株式市場は9月の可能性はかなり低く12月想定で織り込んだということになるんでしょうか?

これについて参考になる見解を出してる人がいました。

米国9月利上げ 濃厚 ※小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記

雇用統計が発表になり、増加が18万人を割り、15万人台だったことで、利上げ観測が後退し、欧米の株価上昇、という説明がなされている。

嘘だ。

株式市場は上昇、しかし、ドル円は急騰、米国金利も上昇。つまり、為替、債券市場は利上げを織り込み、株式市場は利上げ先送りを織り込んだ。

債券市場と株式市場の解釈が割れているときは、経済実態などに関していえば、ほぼ常に債券市場が正しい。債券市場は理屈、株式市場は欲望の市場である。

今回は為替も債券市場寄りで、間違いなく利上げ濃厚で、株式市場は自分の願望で市場を動かしている、あるいは売り場を作るために意図的に間違った解釈を流しているか、どちらかだ。

15万人でも18万人でも、大きな違いはなく、18万というハードルは、勝手に株式市場の関係者が作り上げたまったく無意味なハードルだ。

今後、20日まで大きな波乱がなければ、FEDは利上げするだろう。

「債券市場と株式市場の解釈が割れているときは、経済実態などに関していえば、ほぼ常に債券市場が正しい。債券市場は理屈、株式市場は欲望の市場である。

というのは「なるほど」と一瞬思えましたが、債券市場は理屈といえるほど規則正しい動きをしてない気がします(笑)

エコノミストの予想が当たった例も少ないような・・・。

それと松崎さんの記事でも書かれてますが、直近3ヶ月の雇用統計データで考えると平均23.9万となりますし、利上げしてもおかしくないと思います。

米雇用統計の数字と利上げの可能性 ※ロンドンFX

とりあえず今回に関しては債券市場が正しいように思えますが、FRBメンバーの見解を待とうと思います。

それまでは週明けもドル高、円安、株高、米長期金利上昇を維持すると予想します。(長期金利は9月織り込みが21%まで下落したので落ちてもおかしくないですが・・・)

あ、でも9/7の夜に8月 ISM非製造業景況指数(総合) があるので、8月 ISM製造業景況指数に続いてこっちも悪い場合はさすがに大きめにドル安になるかもなので、この指標は警戒しといたほうがいいですね。

<ドル円について>

FRBメンバーの新たな見解が出るまでは日足で113円を割る可能性は低いと思います。

9月利上げの期待を維持出来るなら秘伝チャートの第2ターゲットの104.946まで上昇する可能性は十分ありそうです。

というかそこまでいくなら105円も超えるとは思いますけどね。

週明けに113円前半まで落ちたら押し目買い、113円ミドルでも小額打診買いしようかと思います。

ショートするのは投票権を持つFRBメンバーが強めのハト派見解を出した場合か、9/7のISM製造業景況指数が予想大幅下振れとかの場合に短期でショートする予定。

それと先週の日曜の見通し記事でも書きましたが、100円を明確に割り込めず反発したものの、円買いポジションはまだ積みあがったままです。

immen

9月20日FOMCでの利上げ観測が「これ以上下がらない」なら、21日の日銀金融政策会合での追加緩和観測(総括検証)も手伝って、円買いポジションの解消で上昇しやすくなると思います。

<NYダウと日経平均について>

NYダウショートを進めるエコノミストや個人トレーダーもいますが、ダウは値動きが不安定でよくわからないのでスルー。

日経平均は17000円を明確に超えてきましたし、ダウも下げ止まってますし、ドル円も上昇傾向であることを考えると、今週も上昇すると思います。

9月9日がSQですし、短期筋もここから売り込んで落とすより、買って上昇させる方向を選択する可能性が高いのではないでしょうか?

21日の日銀金融政策会合での追加緩和観測(総括検証)もしたささえすると思われます。

という事で、週明けに日経を打診買いする予定です。

たぶん落ちても16900円ぐらいまでで、ほとんど落ちない事が予想されます。

MAXで17500円もありえるかもしれません。

<ポンドについて>

ポンドを新たに売る材料が出てこない限り上昇すると思います。

テクニカル的にもまだ上昇する余地がある通貨ペアが多いみたいですし、安易に売らない方がいいでしょう。

週明け月曜日はサービス部門PMIの発表がありますが、製造業、建設業PMIも予想上振れできたので、サービス部門PMIも予想上振れを織り込んで事前にポンド買いが入る可能性が高そうです。

昨日の記事で書きましたが、雇用統計後にポンド円を137.34、137.4で20万通貨分ロングしてるのでそれをキープする予定。

週明けの相場次第ですが、更に買いますかもしれません。

ポンドドルも1.34まで上昇する可能性もありますし、そちらも週明けに買う予定。

それと先週のやけに強いポンド買いは、先月話題に出たソフトバンクの英ARMの大型買収に絡んだ動きだった可能性もあります。

一応買収完了を9月5にとしてましたし、先週まとまったポンド買いが入った可能性もあるかも?

ソフトバンクの英アーム買収、9月5日に完了へ ※産経ニュース

もしこのマネーが入ってたとしたら、今週はもう打ち止めなので上昇がとまる可能性もあるかもです。

まあ、ごく一部の人が噂してるレベルでロイターやブルームバーグなどでもかかれてない話なので、ポンドの強さを適当に理由付けしただけという落ちかもですが・・・。

<その他>

・豪ドルについて

豪ドルドルが下落するかと思ったら、上昇してしまいました。

NYダウも落ちませんでしたし、7日のRBAで利下げする可能性もないですし、豪ドルは底堅い動きになるかもです。

今週は中国指標や豪指標も多数あるのでわりと動きそうです。

ちなみに豪ドルと連動性がある鉄鉱石は9日に入ってから落ちだしてます。

鉄鉱石

9/4-9/5開催の中国のG20で中国が下記発言をしてるので影響があるかもです。

中国は経済改革に注力へ、中・高度の成長を維持=国家主席 ※ロイター

[杭州(中国) 3日 ロイター]
鉄鋼・石炭セクターでの過剰生産能力の削減計画は、中国の長期成長と構造調整に基づくものだと説明。「過剰生産能力の削減に向けた中国の取り組みは最も力強く現実的だ」とし、目標を実現させると述べた。

・ゴールドについて

先週1306ドルでトラリピを損切り終了させましたが、1325ドルぐらいまで反発しています。

9月利上げ観測が高まれば下がるし、そうでないなら上昇する可能性もありますが、短期以外ではエントリーしない予定。

でも9月利上げ観測が相当高まらない限り、1300ドル割れする可能性は低い、割っても反発する可能性が高い事が先週の値動きから予想出来るので、売るよりは1300ドル前後で買うことを選択するかもですね。

<どうする> ※トラリピ

裁量は上記で書いたので省略。

トラリピはかなり迷ってます。

20日にFOMC、21日に日銀金融政策会合があるので、今の段階から新規でトラリピしづらいんですよね。(イベントの結果で相場が変わる可能性があるから)

という事で、早期終了の可能性を加味した、トラリピというより裁量的な感覚でポンド円ロングと日経平均ロングのトラリピをする予定。(週明けの相場を見て判断)

開始時に一応メルマガで流します。

後は豪ドルスイスフランロングと同じ感覚の放置運用で、豪ドルスイスフランを動かす事にしました。

通貨ペア:ドルスイスフラン
売買:ロング
取引LOT:3000通貨
値幅:0.95~0.985
トラップ幅:15
利益幅:40
ガード:10
トレンド診断:オフ

ポンド豪ドルとユーロ円に関しては週明けも停止します。

上昇が止まる兆しが出て欲しいです、ほんと。。

[最新の秘伝チャートシグナル]

為替王秘伝チャートシグナル情報量が多くなってきたので、別記事としてアップしておく事にしました。

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